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独学のための基本書・問題集選び 実は、資格・検定を取得する人の多くが独学という方法で勉強しています。 ● 基本書選びが独学成功の鍵 通信教育も利用せず、また、学校にも通わずに資格・検定を取得するには基本書選び がとても重要になります。 どうやって選ぶか…。 直接書店に行って、手に取り一つの章を読んで見ましょう。 「なるほど」と理解できたらそれは自分にあった基本書です。 さらに、基本書や問題集にもCDが付属していてパソコンにインストールすると、あたかも 通信教育を受けているような感じで学習を進めることができるものもあります。 インターネットに接続できる環境があるのであればこのような本を購入するのも良いかも しれません。 法改正や本の正誤についてもインターネットを通じて入手できるので付属の葉書を投函 して正誤表の到着するのを待つという時間的ロスがありません。 本は、立ち読みをして中身を確かめてから買えるのですが、初めて勉強する人がどの 基本書や問題集がいいのかを見極めるのは難しいことです。 基本書・問題集はすべてが同じレベルで書かれているのではない ● 基本書について 有名なのが宅建の基本書で『パーフェクト宅建』と『らくらく宅建塾』の比較です。 宅建受験のサイトを見るとかなりのサイトでこの2冊の比較をしています。 『パーフェクト宅建』は、初学者には極めて評判が悪い本です。詳しく書きすぎていてポイ ントが分からないというものです。 また、『らくらく宅建塾』は既習者には極めて評判が悪い本です。内容が少ない、語呂 合わせに頼りすぎているというものです。 しかし、これらの評判は、それぞれの本の性格(どのような人を対象に書いているか)を 理解していないが故の悪評です。 基本書というものは、読む人のレベルによって選ぶべきなのです。 一発合格らくらく宅建塾 / パーフェクト宅建 ↑ 比べてみてください。カスタマーレビューが書かれています。 ● 問題集について 問題集を買際の注意点としては、問題集にも性格があるということです。 使う人のレベルもさることながら使う時期も考慮する必要があります。 入門者(あるいは入門時といっても良いかもしれません)が使う場合はなるべく解説が 詳しい問題集、経験者(ある程度学習が進んでいる人)や試験まで日がない時期に使う 場合は解説もさることながら問題量が多いものを使います。 最近では、基本書と問題集がリンクしたものが多く出回っています。問題集の解説欄に 基本書で説明されているページを明示しているものです。 が、残念なことに必ずしもよい問題集とよい基本書がペアになっているとは限りません。 優先すべきは自分にあったものを選ぶことですから基本書と問題集は別々に選んで もかまわないということです。 問題集は、おおよそ、オリジナル問題集、過去問題集、予想問題集に分類されます。 また、問題集の編集方法として、分野別、年度別(過去問題集の場合) さらに、択一式、一問一答式、Q&A式、記述式(穴埋め式)等、いちいち挙げればきりが ありません。 重要なのはどんな問題を解くかということです。 ほとんどの人は過去問題を解くと答えると思いますが、賛成です。 基本は過去問題です。 同じような問題が繰返し出題されるので過去問題を繰返し解くことでポイントが理解でき るのです。 これも宅建を例にとると、 うかるぞ宅建 項目別過去問 これは、「項目別」とあることからも分かるように学習進度に合わせて、知識の定着を 目指す性格を持っています。 過去問題集には、項目別の他に年度別もありますが、年度別は一通り学習が終わっ てから使用します。 宅建直前予想問題集―ラストスパート 「直前」という言葉が入っていることから使用時期は明白です。 レベル的に本番の試験を想定しているので仕上げの段階で使用します。 ズバ予想(よそ)宅建塾(直前模試編) 「模試」と明言していますね。読んで字のごとくです。 ● どこで買うか 本屋さんです。 書店に行けばあなたの目指す資格・検定の基本書がズラッと並んでいることでしょう。 その中からどの基本書を選ぶかですでに合否が決まっているといっても過言ではあり ません。 つまり、自分にあった基本書を選べば合格、あわない基本書を選んでしまったら 不合格ということです。 ただ、資格・検定試験の本は、相当大きな本屋でないと揃っていません。 近くに大きな書店がないという方は楽天やAmazon.comで買うという手があります。 各本にレビューが書かれてあり、それを参考にすることでかなり本の評判が把握でき ます。 また、売れている順、発行年月日の新しい順等に並べ替えることもできるので他の受験 生がどんな本を読んでいるのかを把握することもできます。 最近は競争が激しいためか送料が一定の金額を超えると無料になったり、ポイントを 貯めると次の買い物でお金のように使えたりします。 ※ 基本書・問題集共に最新のものを買いましょう。 法律は改正されます。試験問題も新しい法律を基準にして出題されますので、古い 基本書・問題集を使うと、わざわざ不合格になるために勉強していることになります。 |
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